試練型緊急ミッション、封鎖領域アヴァロンが開催されました。
亜神ディアスのいる要塞宮殿、そこへ向かうための研究を続ける王国の研究者達。
しかし、その術は見つからず研究は振り出しにもどってしまいます。
技術研究の筆頭として動いているレクテはブレイクスルーがあれば、と古代文明にヒントを求めますが、その手掛かりはそうあるはずもなく。
そう思っていたところ、アナベラから今の時代に無い知識が欲しいなら、叡智の園の無限書庫に行こうと提案され、一行はそこへ向かうことに。
叡智の園がある北の王国ではシビラの頼みで領主のオーシェンが出迎えてくれました。
道中現れた魔物を蹴散らしたところで、叡智の園の長であるプリニースと英傑が一人ミルドリスが合流し、共に叡智の園へと向かいます。
欲しい知識を伺ったプリニースはやはり無限書庫の深層に行くしかないと言います。
無限書庫に辿り着いた一行。
そこはまるで魔法都市でした。叡智の園のご先祖様が魔法都市の建設に関わっているらしく、正確には魔法都市が無限書庫に似ているということらしいです。
無限書庫は有限の土地に魔法を刻んで、疑似的に無限拡張を続けることであらゆる知識を収蔵するのが目的の施設。未だに拡張を続けているせいで内部構造が把握しきれない欠点もあるとのことで。
はぐれて迷子になるのもまずいですが、それ以上にヤバい本があるから気を付けてくれとプリニースは言います。
魔導書には魔力が宿り、動き出すことがあり、中には魔術師が絶対に読ませないために攻撃魔術を仕込んだ魔導書が存在したりしており、普通に魔法を撃ってくると。
そんな魔導書たちを迎撃?しつつ目的の知識を探しますが、入り口付近には見つからず。
やはり深奥に向かうしかないようですが、何やら深奥には門番的な存在がいるとかなんとか。門番がどんなものなのか、色んな想像を膨らませながら奥へと向かう王子達なのでした。
奥に進む一行の前に姿を現した門番こと守護者。
立ち去れと言い、立ち去らないならば力づくで追い出すと。プリニースは里長であることを主張しますが、守護者に知らない顔だと一蹴されてしまいそのまま戦闘に。
防衛機構とひとしきり戦闘をした後、その強さを見た守護者は戦乱の世を繰り返さないためにも余計に知識を渡すわけにはいかないと言いました。
同行していた古代龍であるハクノカミが守護者である竜人の正体を知っており、その正体とは英雄王と共に戦った英傑が一人、竜人のアルコゥでした。
ハクノカミが自身の顔に免じて通してくれと頼みますが、アルコゥは自身に命令していいのは創造主たる竜神だけだとこれまた一蹴。
あまりの堅物っぷりに業を煮やしたミルドリスが、自身が相手をすると息巻きます。
英傑同士、アルコゥもミルドリスのことは神獣を見て認識したようで、盗人に落ちぶれたと勘違いし、アルコゥは無限書庫の知識を守るため、ミルドリスはその知識を得るために戦います。
戦闘が激しくなると、アルコゥは竜の姿へと変わり、真の力を発揮します。
そして、迷いの無い戦い方を見たアルコゥはようやく、一行の事を盗人では無いと思い始めてくれました。
英雄王の末裔、ミルドリス、叡智の園の当代の里長、光槍ビルガの継承者と縁のある者たちばかりであることに気付き、ようやく話ができる状況になり、アルコゥに経緯の説明をするのでした。
アルコゥは盟友である初代里長との約束のために無限書庫を守護していたようです。
プリニースが、里の賢者達や王国の知識人に手伝って貰っても必要な古代の知識の明確な手掛かりは見つかりません。
しかし、プリニースは心当たりがあると言います。
理解はできなくとも、知識自体はここにあるのだから、理解できる者を頼ればいいと。
叡智の園の者でも理解できないものを書物を読み解くことが出来る存在、長生きで昔から存在していて、なおかつ頭のいい存在がいればいい。
封鎖領域には閉じこもっているそんな存在がいるのではないかと。
そう尋ねるプリニースに、亜神アランは心当たりがあると言いますが、少し言い淀みます。
どんな可能性も無駄には出来ないと、アランの案内で封鎖領域へと向かうことになるのでした。
アヴァロンへ向かう一行。
アランから、アヴァロンは放棄され、何者にも踏み荒らされぬように封印されたかつての神々の楽園と説明されます。
千年戦争の折、神に抗う力を手にするほどまでに成長した人類を見たアヴァロンの神々は、この世界の担い手は神々ではないとし、人類の歩みをその傍らで見守ることに決めました。
その際にアヴァロンの神々は、かたや神の座を捨て人や動物、自然と同化し物質界の住人として生きていくことを決めた者、かたやティル・ナ・ノーグを出たトラムやアヴァロンを出たアランのように世界に関わることで人類を見守る者の二つの派閥に別れたと。
そして、タリエの口から『そして、どちらも選べなくてアヴァロンに引きこもった優柔不断な奴』と付け加えられました。
どうやらタリエはアヴァロンに残った管理者のことに詳しいようで、その人は人類の技術が大好きであり、王子に戦闘準備をすることを勧めます。そうこうしているとアヴァロンの門から現れたのは魔法都市のストーンゴーレムと鋼の都の警備機械でした。
どうしてこんな防衛機構を置くのかとため息交じりに言うタリエと守るものなんてここには無いのにとそれに同意するアラン。
アランに裏切り者と叫びながらアヴァロンの管理者が現れます。ティル・ナ・ノーグを捨てたトラムにも文句を言います。それに対して、イルドナが都市国家全員納得の上で決めたことで、と説きますが、イルドナが語ると何でも胡散臭い!とケチをつけられます。
この情緒不安定なアヴァロンの管理者こそ、探し求めていた伝説の詩歌と叡智の亜神セリドです。
セリドに協力を求めますが、アランが一緒にいる時点で信用できないと言われてしまいます。セリドにとってはアヴァロンを捨てて出ていった亜神は須らく裏切り者なのです。とは言いつつも、自らぶん殴ってやると言い、アヴァロンからは出てきてくれるようで、とりあえず話はできる状況になりそうな様子。
王子達の前に現れる身支度に滞っているセリド。しばらく外に出ないとこうなると、王国軍の怠け者達から不名誉な同調を得ている中、悪口が聞こえていたセリドは身支度ができるまで、またゴーレムを使って時間稼ぎをします。
身支度を整えたセリドは呼吸も整えぬまま一行の前に姿を現し、威厳を繕って口上を述べてから王子達に戦いを挑んできました。
セリドの望みは、神の使命や、超越者の責務、人類の庇護などどうでもよく、ただみんなで楽しく一緒に居たかったという健気なものでした。アランはそれなら一緒に外の世界へ、と説得しようとしたところでタリエからとんでもない一言。
『いい加減にしてよ!お母さん!』
なんと捨て子だったタリエは亜神セリドに育てられた、義理の娘だったと。
セリドはタリエにアヴァロンを捨てて家出したと言いますが、それはセリドが何もかもに過保護すぎるからという理由。
義娘に叱られ、モルフェサに諭されるセリド。セリド自身もどうしていいか悩んでいるところに、謎の存在が現れるのでした。
現れたのは亜神ヘルメルク。
狙いは古代の叡智を携えた亜神セリド。
ヘルメルクは眠りにつく前のディアスから計画の邪魔をするものを排除するように命令されていると言い出会ったばかりの亜神に思い入れは無いだろうと王子に取引を持ち掛けます。
自分はパパ(ディアス)の頼みを、一応聞いてあげたい。だから、セリドをするのを邪魔しなければ、王子達には手を出さないと。
そんな取引を王子が飲むはずもなく、何より子の目の前で親を殺す所業を許すわけには行かないと王子は怒ります。
しかし、ヘルメルクも契約に縛られた身であり、契約違反にならないよう戦わなければならないと、戦闘になるのでした。
ヘルメルクを打ち倒した王子達。ヘルメルクは王子達と戦い、失敗したことで契約は果たされ自由の身に。広い世界を見に行くと言って去っていきます。
騒動も終わり、アヴァロンを出ることを決めたセリド。そしてセリドの代理でアヴァロンに残ろうとするモルフェサでしたが、トラムにより王子は自身の強い意思によってモルフェサの呪詛が効かない例外だといい、セリドと共に連れ出します。
本来の目的であった古文書をセリドに見せ、要塞宮殿に行くのには超古代技術を使えばいいという結論に。セリド曰く、王国の地下には超巨大建造ドックがあり、持ってきた書物の中にその地図もあると。
ようやく次の行き先が決まりました。
魔剣の持ち主であるリリアとシビラはアヴァロンを見ていると、トラムと同郷だという謎の人物が二人の前に姿を見せました。
その人物に現代と超古代文明に断絶が存在するのには理由があると語られ、技術、歴史、文化、あらゆる全てが途絶えている理由は単純、時代の番人がいることが理由だと言われます。
そして、気を付けろと忠告し、助けが必要なら名前を呼べと。
その人物は、時代の番人と同じく人類に文明をもたらした亜神オラティルでした。
メインストーリーはどうしても長くなりますね。
今回は引きで新たに亜神オラティルを出してきたし、次回の緊急ミッションで出てくるのかな、といったところ。
しかし、セリド可愛いですね。見た目もですが内面も。