収集型緊急ミッション、目覚めの炎が開催されました。
10.5周年記念ミッション、という形に近いですかね。
さて、天界にて要塞宮殿に辿り着く方法、技術が王国の地下の大型ドックに眠っていることが分かった王子達は早速地下へ探索を進めます。
ゴブリン軍団の協力を得て、掘り進めて行きますが、巨大ドックらしきものは見つからず。エフトラ曰く、当時の航空艦の建造ドックならその規模は都市ひとつにも及ぶとのことで、先に見つけたものは居ないはずなのに、あるのは大型の何かがあったかのような大空洞のみ。
遺跡から発掘されたオーバーホール中の彼、即ちダイオージからもその座標に大型ドックがあったという情報の裏付けもあったのにも関わらず掘れども掘れども空洞のみ。
しかし、手掛かりを見つけるには掘り進めるのみということですが、急遽トロッコが暴走を始めます。何やらゴブリン達が上の空のようで様子がおかしい。暴走したトロッコに対処してゴブリン達の様子を探ることになるのでした。
ゴブリン達がおかしい原因はランタンの火にあるようで、セリドによると伝承曰く超古代文明に触れようとする者には、その番人が火を以って罰を与えるそうです。
ランタンを奪ったゴブリン達は正気に戻りましたが、これは一体どういうことなのかと。
その伝承はセリドすらも知らない神のこと、というよりは秘匿された伝承であるとアランは言います。
その伝承とは、人類が文明を獲得し、今この時代に至るきっかけとなった、ある事件のことなのでした。
アランの口から記憶にあるだけのその伝承が語られます。
―それは、人類の歴史が始まった頃のこと。
夜の闇、冬の冷たさに、人々はただ翻弄され、その数を減らし続けた時代。
その様を哀れに思った少数の神々が、天界に輝く火と叡智を奪い、人類に分け与えた。
人が文明を手にすることは神をも脅かす結果になりかねない。
人が力を手にすることに劣化のごとき怒りを示した神々が、確かに存在し、結果として簒奪者たちは神の座を追われ、天界の記録からも抹消された。
そう語りを続けるアランの言葉に割り込むように、亜神プロメが現われ、『その果てに、すべての誤った文明を焼き尽くす者となった』と続けました。
そして、王子の志を称賛すべきものと認めつつも、古代技術を与えるわけにはいかないと、王子達の前に立ちはだかるのでした。
王子達と対峙したプロメは、それだけの力があれば、いずれ亜神ディアスにも手が届く、人類の苦しみはしばらく続くだろうが、いつか王子達の子孫がそれを晴らすのになぜ焦るのか、と問います。
未来に負債を残すわけにはいかない、それが王子の意志です。
プロメは、王子達が求めている古の技術は、本来ならば未だ人類が手にすることはなかったはずの、遥か未来の技術であり、己の器を超えた力を求めた結果は同族による殺し合いと、力の暴走、文明の終焉のみと言い、それでもこの先へ進むつもりかと更に王子に問いますが、何を言っても意志を変えることは無いと悟ったプロメは、この先で待つと奥へ姿を消すのでした。
先へ進むと、まともに歩き回れる最後の深度に到達。トロッコのレールを敷いたものの、ふらふらと歩き回れる状況ではないということらしく、火に魅了された鉱夫たちもまだまだいるだろうから気を付けて進もう、という話をしたら案の定現れるゴブリン達。ぶつける気満々の改造トロッコで走り回るゴブリン達を止めるために戦うことになるのでした。
ランタンを回収し、正気に戻ったゴブリン達を介抱しプロメが待つ先へと進む一行。
アランは、プロメの言葉は、人類を深く愛しているが故の言葉とし、話し合いで解決できることを望みますが、それは不可能じゃないかというアルレット。
超古代文明の滅びの原因は無数にあるが、そのほぼ全てが、制御できない域に達した人類自身の技術のせいだった。自身が与えたもので愛する人々が大勢死んだ、そんなことをもう二度と繰り返したくなんか無いだろうと。
どうすればいいのかと問うアランに対するトラムの答えは、自分達亜神ではなく、人類自身の力と言葉で、もう一度プロメに心を開いてもらうしかない、でした。
王子ならきっとプロメに言葉を届かせられる、そう信じてプロメと相対しに行くのでした。
プロメが待っていたのは溶岩が流れる場所。
そこで超古代文明の船が溶かされている真っ最中でした。
道中に超古代文明の気配が無かった理由、それはプロメが片っ端から燃やして、溶かして、全ての痕跡を消していたから。
あってはならない技術、プロメが誤ったせいで、伝えてしまった未来の遺物。
戦乱の火種となるこの技術を尚も欲するのかと問うプロメに、力強く返事をする王子。
もう言葉は必要なく、ただ力を示すのみ、本気を出したプロメに王子達も全力で戦いを挑み、プロメの本気の力に届いた王子達。プロメは王子達の力を認め、船に火を投げ入れ、王子達に最後の試練を与えるのでした。
謝った力を御するだけの、正しい力を持つことの証明を求めるプロメ、しかし、まずは船が浮上することにより崩れる場所を脱出しなくてはならない。転移の術も間に合わず、このままでは船の浮上に巻き込まれ、全員溶岩に飲まれてしまいます。
そこでシビラは全てを察し、天界で会ったもう一人の文明の亜神、オラティルの名を呼び助けを求め、オラティルの力で、上層へ弾き飛ばされ、溶岩から逃れることができました。
ここで、プロメに遭遇する数日前の話が挟まります。
発掘を続ける現場に何故か刀の付喪神たちが手伝いに来ています。
何やら、楽しいものが見れるとのお告げのようなものがあったとか。
それを笑い飛ばすジュウベエですが、その当人も予感のようなものがあったのは確かと言い、実際そこから奇妙な剣が発掘されました。
剣士や刀がその剣に呼ばれたかと思いきや、本命はその場に急に現れた人物、剣の亜神
こと祓剣主神(フツヌシ)でした。そして、互いが剣の達人と見るやいなや、二人の腕比べが始まってしまうのでした。
腕比べは引き分けに終わり、また遊びにくると言い、手土産にと発掘された儀礼剣を持って帰るフツヌシ。
一足遅れて、イヨがフツヌシが居たと聞いて駆け付けましたが、既にフツヌシの姿は無く、天墜神星(アマツミカボシ)からぶった斬ってこいというお使いを果たすことができず。
どうやら、アマツミカボシとフツヌシは非常に仲が悪いと、伝承にも残ってるみたいですね。
さて、話は本筋に戻ります。
オラティルにより上層に弾き飛ばされた一行。
豊穣神オラティルは現在でも各地に神殿が残るとても古い時代の神であり、嵐雨の亜神アスバールと並ぶ、世界に豊穣をもたらす偉大な神であり、そして知識を人類に与え、超古代文明が滅ぶ原因を作った神の一人。
どうしてオラティルが地上ではなく上層までしか飛ばさなかったかの理由としては、地上が大変なことになっているから戦闘準備が必要だという気遣いから。
ともあれ、地下から脱出しなくてはお話にならないので、崩落による落石や、坑道が崩れて湧き出てきた魔界アリに対処しつつ地上に向かいます。
無事出口付近までたどり着いた一行。
ここを出れば、プロメ、つまりは超古代文明の船が待ち構えています。
プロメを説得できるかという話に王子の答えは既に決まっていると、地上へと向かうのでした。
地上で待ち構えるプロメがオラティルに対し、人類と自分の問題に手を貸すようなことをするなと警告しますが、オラティルは自身もまた文明を滅ぼした大罪人であり。人類の答えを見届ける権利があると言います。
ついに飛ぶ姿を見せた超古代文明の船。
プロメの火で無理やり動かしているため、全盛期ほどの力は無いが、完全破壊に至るまでに今の文明の人類ならその半数は殺せるだけの力はあると。
そんな兵器を何故欲するのかと王子に問います。
『間違っているから』
プロメもオラティルも人類を甘く見すぎている。教わった知識が無くとも、超古代文明の人々は、いつか己を滅ぼす力を手にしていたはず。世界を滅ぼしたのは神ではなく、滅亡の道を進んだ、かつての自分たちの選択だと王子は言いました。
仲間たちも、あくまでも自身の選択によるものだと言葉を重ね、人類の母であるプロメに戦いを挑むのでした。
超古代文明の船を墜とすことに成功した王子達。
親離れできるということを思いっきり見せつけられたプロメは、完全に信じたわけではないが、この力を悪用しようとする人間がいても人間同士で解決できるということを認めてくれました。
王子の自信満々な答えを聞き、まるで超古代文明の誰かから未来を託されたみたいな顔をしていると冗談で言ったつもりのプロメでしたが、本当に託されていたとは思わず、流石に驚いたみたいです。
そして、王子に、神と人ではなく、子と母として共に歩んで欲しいとお願いされ、母ではなくお姉ちゃんとして一緒に行くことを約束してくれました。
レクテにより超古代文明の技術がどんどん把握されていくものの、ある問題があることがわかりました。それは、今回手に入った船は戦闘艦であること、対ディアスのために物質界連合軍の精鋭たちを乗せて運ぶようなスペースは無いこと。そして、今からディアスの攻撃に耐えられる装甲を開発してる余裕など無いこと。
困っていたところに謎の助っ人をオラティルが連れてきます。
その人物は王国の木馬に目を付け、レクテに木馬を用いた拡張案を出せと命じました。
一体何者かと思いきや、アキレアにより常勝の智将ユリクセスだと判明。
次なる目的は木馬の回収となりました。
さてさて、またしてもメインストーリーで重要な登場人物が二人も現れ、長くなってしまいました。
ユリクセスって誰という疑問はみんな抱いたと思います。