アイギス記録所

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AB:緊急ミッション【異種婚礼狂騒曲】

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試練型緊急ミッション、異種婚礼狂騒曲が開催されました。

 


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とある日、王国の執務室では間近に迫るジューンブライドの祝祭に向け、今回の舞台とテーマを決めるための関係者会議が行われていた。

会議の参加者はお祭りの運営委員会と花嫁役に選ばれた四人とその保護者として出席する歴々。

しかし、その会議は混迷を極めていた。

ムルーアの保護者であるクラールフ、ニミュエの保護者であるアンブローズ、ホムラの保護者であるグレン、ウルカノの保護者であるマレス。

それぞれがそれぞれの保護対象を主とすべきという主張をしていて、まとまる気配が無い。このままでは開催も危ぶまれるというものだ。

 

話が全てまとまる前に会議は解散したようで、そのうちのグレンはホムラをジューンブライドの祝祭の花嫁から勝手に辞退させようとしていた。

その勝手な決断に憤ったホムラは、王子含む運営委員会を連れてグレンの説得に向かう。

グレンとしては大事な一人娘が祝祭の人数合わせに使われようとしているのは見過ごせないと思ってのことだったようで、同じく父親であるイルドナやヴィンセントに同意を求める。気持ちを理解はするが、娘の意向を汲まず、行き過ぎた親心は時に束縛となるわけで、大事なのは対話だと正論を返される。

グレンは自身の決断が我儘だったと謝罪した。そしてホムラは自身を数合わせと決めつけたグレンに、主役は自分の力で勝ち取ってやるのがカッコいい天狗の生き方だろ、と啖呵をきる。

そして、今ここでその実力を証明してやると、盛大な親子喧嘩が始まる。

 

王子の力を借りて勝っただけで自分の力では無いと言うホムラだったが、だとしても勝ちは勝ちだと、ガキ扱いしたことを詫び、ジューンブライドは好きにやればいいとグレンは言った。

自身の勇姿を見届けに来いと頼むホムラだったが、娘の花嫁姿を見に行く父親としての立場か約束できかねるという言葉がつい出てしまうグレンなのだった。

一人目の説得は無事成功したが、残るは亜神が二人に英傑が一人。前途多難な説得の度は始まったばかり。

 

次に訪れたのはムルーアの待つ海。

ムルーア自身が説得を試みたようだが、魚人達にはジューンブライドの文化が無いため、本当にお嫁に行ってしまうと誤解してる者もいるし、果ては『王子がムルーアを弄んで捨てた』という噂まで広まっているらしい。

執務室での会議の結果が、王子が深海式の結婚式を拒否したと曲解されており、そこに誤解が合わさって、ムルーアを可愛がっている魚人達があらぶっていた。

クラールフは自身の説明不足がこの事態を招いてしまったと詫びるが、もはや暴走を止めるには力で叩きのめす他に道はないという。クラールフは被害を抑えるため魚人の側で指揮を執るが、変な暴走をする魚人達の様子を見て、多少手荒でも構わないと、戦闘が始まった。

 

暴走する魚人達を叩きのめした王子達。

王子に味方をするムルーアに、どうしてそんな男の味方をするのかと尋ねる魚人達だったが、王子のことが大好きだからという言葉を貰い、心まで叩きのめされる。

今回のことは借りであるとし、祝祭を深海で開催すべきという意見は変えないものの、無理強いをする気もないので、判断は王子達に任せることにしたクラールフ。最後にムルーアのことを頼まれ、無事に説得も完了。

説得も順調に進み、残すところあと二人となったが、グレンとクラールフは四人の中で比較的説得が容易な二人であり、残る二人は説得するのも気が重くなる面子なのだった。

 

王城で引き籠るアンブローズの元を訪れた一行。

正論で叩きのめされるとわかっているアンブローズは、ジューンブライドはニミュエを主役にすべきという意見を曲げる気は無いと駄々をこねる。

使い魔を1000年迷宮に放置していた主人の深い愛情への感謝と、どうしてもっと早くにそれが出来なかったのかとアンブローズに言葉の刃を投げ続けるニミュエはとても楽しそうだ。

だからこそ、千年間もひとりぼっちにした以上にニミュエを甘やかすと決めたと、親馬鹿と言われようと、うちの子が一番可愛いんだからうちの子が一番だと主張する。

流石のニミュエも流石にからかいづらいよう。

結局のところ、アンブローズが言うことを聞く気配が無いので早いとこしばいてしまおうと言うニミュエ。肝心なところがわかっていないアンブローズにはお仕置きが似付かわしいと、実力行使になるのだった。

 

寄ってたかってお尻ペンペンされたアンブローズ。その様子は大魔導士として名を馳せた英傑には到底見えない。

ニミュエは、アンブローズは使い魔心がわかってないと言う。

主役が貰えるならばありがたく頂戴するが、周りに迷惑をかけてまで欲しくはない、自身を依怙贔屓してくれるアンブローズと王子がいればそれだけで十分なのだ。

良い話でまとまった三人目の説得。

残すは最難関の説得相手のみとなった。

 

マレスの座す天界にやってきた。

本来は王国の祭りに口出しをする立場では無いのだが、マレスは前回のジューンブライドに続いて、今回も戦神マレス名義で多額の寄付をしており、その意向は無視できない。

基本的に口は出してこないのだが、今回初めて会議で発言したのだと。

マレスの会議での発言は本心であり、戦神としてではなく友としての忠告としてウルカノに自己肯定が足りていないと言う。だからこそ王子の隣で愛される実感を得られればと思ってのことだったらしい。

過去のトラウマから恋愛に臆病になっているだの、捨てられる恐怖から奇妙な言動に走る悪癖があるだの、重い女だの言われたウルカノは激昂してマレスを叩きのめそうとするのだった。

 

マレスの副官たちは退けたが、皮肉にもそれはマレスの主張が証明された形となった。

冷静になればマレスは正論であり、こういうところが駄目なんだと認めたウルカノだったが、結局はそれもマレスとクソ女神のせいだとブチギレ、マレスを果てまで吹っ飛ばす。

マレスを物理的に片付け、全ての問題が片付いた。

あとはジューンブライドの舞台と形式をどうするか決めるだけ。

しかし、今回の花嫁は四者四様であり簡単に決められそうにない。

だが、ニミュエから名案があると進言があるのだった。

 

保護者達の説得は終えたものの、結局はふりだしに戻っただけのジューンブライド

やりたいテーマは四者四様であり、この問題は対話では解決せず、だからと言ってくじ引きのようなもので決めては後々遺恨が残る。

そこでニミュエのたった一つの冴えたやり方、王国伝統の殴り合いで決めることになるのだった。

 

殴り合いの結果、上手く王子の死角を立ち回り、一撃を入れたニミュエが祭りのテーマを決めることに。しかし、花嫁たちはテーマは譲っても主役を譲る気は無いとやる気満々。そうして迷宮の悪霊たるニミュエはそれを活かしたテーマを決める。

 

ニミュエが提案したのは悪霊の塔を利用した劇。

ニミュエ、もといニミュデレラは美しさを妬んだ悪い魔女ことアンブローズに塔の中に閉じ込められてしまった。それは悪霊の塔という恐ろしき塔。魔女は悪霊の塔の先端が雲の上に至るまで出ることができないと言ったが、ニミュデレラは巧みな手腕で瞬く間に塔を完成させるが、またもニミュデレラへの嫉妬から約束を破って千年も塔に閉じ込めてしまった。彼女を助けようと、数多の勇者たちが塔を訪れるが、皮肉にも彼女が作った悪霊の塔のギミックに阻まれてしまう。そして新たに挑まんとする若者こと王子。果たして若者はニミュデレラを救い出せるのか。

 

ジューンブライドの祝祭のメインイベント、『塔の上のニミュデレラ』が開演される。

 

かくして、姫を助け出した王子は悪い魔女を成敗し、彼女を抱きかかえる。めでたしめでたしと思いきや、現れたるは妖怪たち。

 

劇は続いていくはずだったが、娘が抱きかかえて連れられて行く様子に耐え切れなかったアンブローズが台本を無視して暴走。

だが、ホルミースの見事な狂言回しにより無事に軌道修正がされる。

そうして、台本とは違うもののハッピーエンドで劇は終わった。

メインイベントの悪霊の塔を利用した劇は終わったが、ジューンブライドの祝祭はまだ続く。最後まで盛り上げていくと気合を入れる花嫁達なのだった。

 

 

アンブローズがひたすら弄られててかわいそうかわいいでしたね。

ニミュエものほほん口調で結構いい性格してて好きです。