レアリティブラックのエンチャンター、付与魔術師アンリを覚醒しました。
エンチャンターは中コストの遠距離魔法攻撃ユニットです。
通常時の挙動は鈍足効果の無いウィッチ。
エンチャンターの特徴は、範囲内の味方ユニットの攻撃を魔法攻撃化するスキルです。
単純ながらも非常に強力なスキルで、忍者やヴァンパイアハンター、連射系のスキルを持つアーチャーなどと組ませると、敵の防御に関係なく大ダメージを与えることが可能になります。
これだけ書くと、お手軽な強ユニットに見えますが、実際に使うとどうなのか。
まず、射程が短い。強化したいユニットの近くに置く必要があり、配置に難ありです。
次にスキルの効果時間が短く、初動も長い。
ピンポイント且つ計画的な運用が必要になり、初見運用には向きません。
更には、敵を選ばないと逆効果に。
デーモン系のように低防御高魔法耐性の敵相手に使うと、逆にダメージが低下してしまいます。
以上のように非常にテクニカルなユニットです。
クラス特性として、スキル発動時にゴーレム系の動きを5秒間停止させます。
ゴーレムは軒並み高防御なので魔法攻撃化の恩恵は大きく、相性が良いので対ゴーレム用という感じもありますね。
覚醒すると、ガーディアンゴーレムというトークンを1体だけ出せるようになります。
コストは40とお手軽に出せるトークンではありませんが、全てのステータスが高く、頼りになるブロッカーです。
ゴーレムなので攻撃速度は遅く、ラッシュは苦手と、ここでも対ボスというスタンスは崩しません。
ここからはアンリの話。
まずは覚醒前ステータス。
覚醒前アビリティでプロトゴーレムというトークンを1体だけ所持しています。
名前の通り、劣化版ガーディアンゴーレムでコストを10下げた代わりに一回りスケールダウンした性能になっています。
覚醒前から使えるトークンと考えれば十分すぎる性能ですが。
覚醒するとアビリティが変化し、プロトゴーレムは無くなりますが、ガーディアンゴーレムの所持数+3と防御力を2.0倍にします。
元々の防御力がLV99まで上げれば1600という数値ですが、それがなんと2倍に。
HPも5400と高いので、王子バフなども加えればミスリルゴーレムの攻撃を安定して3発耐えられるようになります。
それを4体使えるんですから恐ろしい。
スキルは例に漏れず魔法攻撃付与。
しかし、そこは黒の貫禄、効果時間が130秒と群を抜いています。CTも相応に長く90秒。
デメリットがあり、射程0.9倍になり、徐々にHPダメージを受けます。
風水士や複数ヒーラーの配置によってフォローが必要。
スキル覚醒は効果時間が30秒と短くなりますが、射程と攻撃力が1.3倍に。
複数の味方を巻き込みやすくなり、使いやすく、CTも40秒と短くなるので複数回使用も視野に入ります。
スキル覚醒後は効果時間が短くなるとはいえ、それでも低レアリティのスキルよりも長いので、レアリティ差を見せつけてくれます。
先配置しなくてはならない、他のエンチャンターと異なり、配置後即点火が可能なアンリは戦略的に組み込みやすく、扱いやすいと思います。
スキルはどちらも優秀なので範囲や効果時間と自軍の編成や戦略を相談してどちらにするか決めればいいでしょう。
マーガレットやリオン、バシラやヴァンパイアハンター、忍者などと組み合わせて一度使ってみると楽しいエンチャンター。
あと一押し火力が足りないなんて時に採用してみれば突破口が開けるかもしれませんね。