アイギス記録所

千年戦争アイギスのプレイ備忘録です。微課金データと無課金データについて色々と書いていきます。

AB:緊急ミッション【深淵を知る者】

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試練型緊急ミッション、深淵を知る者が開催されました。

11.5周年記念イベントという形になるんですかね。

 


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撤退した仮面の軍勢やラシュマシュ&ズィズィーを追い、北方へ向かう王国軍。

向かう途中、アトナテスは自身の出身地に懐かしさを覚える。

ただ、アトナテスがこの辺りに居たのは千年も前の、北部戦線なんてものが成立するよりずっと昔であり、どこが故郷かなんて分かりはしない。そんなアトナテスを見て、揶揄うようなソラスであった。

トレシアも薄々アトナテスが騎竜を従えていることから北部出身であるのではないかと考えていたようだ。

そうこうしていると、魔物の群れがやってくる。まだ北部城塞から近いこともあり、回避せず殲滅することに。

群れにはたくさんの黒冠の魔物がおり、黒冠の魔物が増えていることが窺える。

上空からドーンブリンガーで調査もしているが、北部全域が魔力の嵐に阻まれており、光学的にも魔力的にもジャミングがかかっているようなものだとパルセが報告する。

伝承の通り、魔力の嵐と氷に閉ざされた、人類の生存を認めぬ極寒の大地。魔物達の領域、北の雪原であった。だが、進むしかない。北部戦線を超えた先にエンキドゥ達がいるはずなのだから。

 

行軍日誌を付けていたレーヴはある一つの疑問を抱く。

北部戦線の更に北、『北限の大地』と呼ばれている地域に、なぜ道があるのか。

それについて、トレシアがちょうどその道を築いた者と合流したので、紹介も兼ねて説明してくれるという。トレシアと同じく北部戦線を担う貴族の一人、ロヴィサが姿を見せる。

北部戦線より先に道がある理由、それはこの先に越境要塞があるからであり、北の大国の民を守るために、数多の血を流しながら、北限の大地の調査をし続けた結晶であるのだと。その地を勝ち取り、要塞を築いたからこそ、自然と大地が踏み固められ、道ができたということらしい。

ただ、その越境要塞も今は魔物の軍勢により陥落してしまっている。

翌日には、越境要塞に着くということだが、覚悟はしておかなければならない。

 

無事に越境要塞に辿り着いた一行。

人の住めない地に広大な要塞が建っていることに驚きを隠せない。越境要塞は、ロヴィサの一族が、多大な犠牲を払いながら、何代にもわたり、人類反撃の一手として開拓してきた砦の一つなのだからそんな立派ものがあると想像できないのも無理はなかった。

 

しかし、様子がおかしい。攻め落とされたはずの砦はやけに静かで魔物が見当たらない。だが、メルアビスがいち早くその理由に気付く。

魔物がいないのも、既に奪還されているからなのだと。砦に残された戦士の霊魂たちが、魔物を追い払ったようだが、その霊魂たちも長い年月により記憶が摩耗しきっており、砦に入ってきた王子達のことも敵だと認識し、襲い掛かってくるのだった。

 

襲い来る霊魂たちを抑え、現当主であるロヴィサが霊魂たちの義を労い、再び北の大国の手中に戻ったことを伝えると、霊魂たちは先代の後継者と認め、ロヴィサを歓迎し、安らかに笑顔で消えていった。

砦を整備し、調査拠点として再出発させ、今後の方針を確認する。

ドーンブリンガーの観測装置が使えない以上、エンキドゥたちの足取りは、地道に追いかけるしかない。上空の魔力の嵐のせいで、魔力探知も不可能。

ただ、奇妙な魔力の反応が二つ、越境要塞よりさらに北に進んだ辺りで、ふらふらと彷徨っていることはわかるらしい。至近距離、かつ膨大な魔力を持つ存在だからこそ、ぎりぎり魔力の乱れを感知できたようだ。

膨大な魔力を持つ二人組など、心当たりしかない。とりあえずは、貴重な手がかりである二人を探すことに決めたのだった。

 

ズィズィーとラシュマシュの二人組を探し進軍する。

流石のフローガも魔力の乱れは感知できるが、まだ先の方だということはわかっても正確には探知できない模様。まだ先ならばと、ロヴィサは遺跡陣地の辺りではないかと推測する。

遺跡陣地とは、いつの時代かもわからない遺跡を流用して作られた仮の陣地。

遺跡陣地まではまだ少し距離があるので、吹雪に乗じて襲ってくる魔物に気を付けて進軍することに。

魔物を退けつつ、吹雪を抜けた先に街のようなものが見えてくる。

越境要塞が出来る前の仮の拠点であり、建物などは吹雪や魔物により壊されており、街のようなもの、というのも仕方のない話だ。

そこには二人組の片割れ、ズィズィーがいた。王子やシビラ、ブチギレキャノンガールことアヴリックがいることを確認し、楽しみを分かち合うためにラシュマシュを呼びに遺跡陣地の方へと下がっていく。

それを追いかけ、遺跡陣地へと向かうのだった。

 

一足先に遺跡陣地へと着いていたズィズィーはラシュマシュと今後のことについて話していた。王子達とエンキドゥのことをメインディッシュというラシュマシュ。エンキドゥはとりあえずの目的に達したようなので、王子側にテコ入れが必要だという。

しかし、安易に味方になるというわけではなく、浪漫のあるやり方でちゃんと敵役を務める方針になったようだ。

そんなことは露知らない王子達。二度目の二人の名乗りに圧倒されるやら呆れるやら。

しかし、そのイロモノな感じとは裏腹に実力は本物である。今回は本気の二人を相手に武力行使でエンキドゥの居場所を吐かせようと試みる。

制圧される二人であったが、やられた演義がワザとらしいズィズィー。

ロヴィサが、エンキドゥの居場所を教えるよう詰め寄るとあっさりと承諾するラシュマシュ。流石のロヴィサも簡単に行くとは思っておらず、呆気にとられていた。

元より誰の味方でもなく、ロマンのバランスを取っているだけという言葉で、王子はエンキドゥが目的を達成したことを察したのだった。

 

その頃、オリュンポスでは戦神マレスが誰かと話していた。どうやらその人物はまだ傷が癒えていないらしいが、どこかへ行こうとしていたらしい。

その男を呼ぶ声も、求める戦場も無い、折れた剣に等しい身体で何かを果たさんとしていた。

男の顔つきを見たマレスは、名を授けてやった頃の、理想を愚直に追い求めていた戦士の顔に戻ったと満足そうに言う。だが、男の目的地には徒歩では到底間に合わない。

男は最短距離で行くと言うと、マレスは、らしい馬鹿な選択だと笑い、今度こそ理想を掴んでみせろと送り出すのだった。

 

 

--、時は遡りオリュンポス第二層『崑崙』

そこには徐華により、とある人物に縁深い者達が集められていた。

華の国が王、誅子。華の国が強者、ロウユ、ジンレイ。そして英雄王の後継者、王子。

千年戦争の折、華の大地は幾万年不毛の地となるほどに傷ついた。だが、華の国は見事に復興を遂げた。では何者が大地の傷を癒し続けたのか。その者は、己を大地と同化させ、概念となって華の国を癒し続けたが、それを誰も知らない。

神でもなく、人でもなく、仙人でもなく、大地そのものとなった彼女の名は、すべての者の記憶から消え去った。

縁は再び結ばれ、彼女ーー徐華の姉、伏綺を呼び起こす。

概念として荒ぶる伏綺を鎮め、現世に再び連れ戻すため、王子達は立ち向かう。

計画は成功し、千年ぶりの姉妹の再会を泣いて喜ぶのだった。

 

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ズィズィーとラシュマシュの案内により、エンキドゥが潜む洞窟へと辿り着く。

その洞窟は北限の大地の上空に吹き荒れる魔力と同質のものを含んだ氷柱が足場になっていた。

エンキドゥをぶちのめす事を考えている面々が多い中、命を狙われた張本人であるフィノーラは、まずは話を聞いてみるべきだと穏健派。目的次第では和解の可能性もあると、場合によっては個人的な恨みだって隠せるものだと。

そして、改めて二人組にエンキドゥの正体とその目的を尋ねると、全てを把握しているわけではないようだが、知っていることを素直に教えてくれた。

過去に、大切なものを諦め、それを取り戻すために、あれこれ画策していたということらしい。

本人が名乗ったエンキドゥという名前、それは古の王を支えた家臣の名であり、親友であったとも兄弟であったとも、あるいは親子であったとも伝えられている。偽名として名乗った以上は何か含みがあるのではないか。

ズィズィーが答えようとしたところに、王子達が知るべきことではないとエンキドゥが割って入る。

エンキドゥは雑兵で時間稼ぎをすることは『彼』の名誉に泥を塗るようなことだと、時間稼ぎをするならば、『彼』の騎士たる自身が、自分の手でするべきだと言った。

現われたエンキドゥの目的を確かめるため、仮面の軍勢たちを相手取る。

王国に縁深いアトナテスやミレイユはエンキドゥの戦い方に覚えがあった。それは王国式のとても古い剣技。しかし、教官であるクレイブも、長らく王国の兵士を見てきたミレイユでさえ、エンキドゥのような剣筋の者を見た記憶が無いという。

正体を探ろうとする面々に対し、知る必要が無いと一蹴するエンキドゥ。

時間稼ぎは十分だったようで、『彼』の目覚めを見せつけるため、洞窟の最奥で待つと言い放ち奥へと去っていく。

北限の大地に最も詳しいロヴィサに先陣を任せ、エンキドゥを追撃するのだった。

 

王子達をエンキドゥの元へと案内したズィズィーとラシュマシュの二人は、この後どうするかを話していた。

ラシュマシュはその後も王子達を追いかけている理由を、『どんな物語も、歴史の転換点、その瞬間にすべてが変わるという瞬間が、一番楽しい』と、エンキドゥがなりふり構わずに求め、どうしても取り戻したかったものの再誕を見届けるつもりらしい。

それを聞いていたアトナテスは、自分だけの大切なものを、おとぎ話と重ね気持ちよくなった、自分に酔った者の末路など似たようなものであり、ろくなものじゃないだろうと言い放つ。

だが、エンキドゥはそれを、その先に待つ破滅を望んでいるのだろうとラシュマシュは話す。

そして、その破滅そのものである存在が姿を現す。

強者の威圧を放つその存在は、王子達が戦う気であることを察すると自身が見慣れない景色の中にいることは捨て置き、王子達を相手取るつもりのようだ。

肩慣らし程度の力で英傑集う王国軍と互角以上に戦うその存在。その強さに驚愕するとともに、知らない戦い方であるにも関わらず、自身たちが反応できることにも困惑していた。

戦士にしかわからない感覚。見知らぬ剣技、見知らぬ体術。それなのに、呼吸がかみ合うというのなら、剣術でも魔力でも無く、知っている存在なのだということなのだ。

だが、エンキドゥは王子達のことを『歴史の終焉たるこの時代のあなたたち』とし、その存在を知っているはずがないと言った。

そして、その存在をギルガメッシュと呼ぶ。

だが、なんとなくギルガメッシュとエンキドゥの会話は噛み合わない。

ギルガメッシュはエンキドゥの望むまま、理想のままに振る舞うことを決めたようだ。

そして、黒き導きとやらに語り掛ける。

ギルガメッシュにより魔力を無理やり引き出された黒き導きの魔力により、その場の魔力は暴走していた。

そして、ギルガメッシュは黒き導きのことを我が力の残滓と呼ぶのだった。

 

エンキドゥはギルガメッシュに、本当にあなたはあなたなのかと、禅問答のような問いを投げかける。

エンキドゥの知るギルガメッシュならば、決してこのような再誕は望まぬだろうと、それを愚問とした。

だが、エンキドゥが願い続ける限り、ギルガメッシュの身に眠る魂が消えることは無いのだと言い、その願いを、戦い続けることで、戦い続ける限り、その肉体は不滅だと、叶えてやると宣言するのだった。

会話を聞いていたアトナテスが横やりを入れる。

父親の組成でも願ったのかという言葉を、アトナテスにはわかるまいと、肯定も否定もしないエンキドゥ。

何故、エンキドゥがアトナテスの名を知っているのか。

ギルガメッシュは、王子がこれまで力で願いを叶えてきたことを感じ取り、答えを望むなら勝ち取ってみろと言い放つ。

王子を神殺しだと理解し、神の試練を乗り越えたこともわかっているようだ。

人の身のままでいる王子に疑問を投げかける。

王子は問いに対し、ギルガメッシュもそうなのかと問いで返した。

答えを知りたければ、剣を取るしかない。そして、戦いを生き延びられたなら、自ずと理解できることなのだ。

 

ついに本気で王子達の前に立ちはだかるギルガメッシュ

その力は人のものでも神のものでも無く、黒冠の、根源の魔力。

本来、そのような膨大な魔力は人間の身体で耐えられるはずも無い。

対応策は、ここで殺すしかないと。際限なく魔力が増幅し続けるならば、いずれ大神すら超える存在になるとアンブローズは危惧する。

その言葉を聞いた武闘派の英傑達は覚悟を決める。

英傑たちはいずれも屈強な戦士達ではあるが、致命的な弱点が一つある。ただの人の身である王子を失えば、容易く瓦解するのだ。そして人は容易く死ぬ。

ギルガメッシュは王子に向かって魔法を放つ。

ギルガメッシュを剣士だと思っていた面々はそれを防げず、王子は絶体絶命であったが、すんでのところでガレアが現われ、攻撃魔法をどうにか逸らした。

ガレアの登場に幽霊を見たかのように困惑するホルミース。

天界の門から、一直線にこの場へと現れたガレア。マレスの加護により、魔力を帯びた氷すら砕き、マレスの幻影によって着地点を違えず王子達の元へはせ参じたのだ。

そして、今度は間に合ったかと王子に問い、この時を待っていたと王子は答える。

王子とガレア、現代の英雄二人がギルガメッシュと対峙する。

剣を交えたギルガメッシュは、二人を、現代の英雄を、強く、理想に燃え、なお貪欲に願いを追い続けると分析し、実に輝きに満ちていると評した。

誰かを彷彿とさせるようで、だからこそ気に入らないと、二人に興味を示しつつも、この場で摘み取ろうかと思案する。

神の庇護なき世界で、強くなり過ぎた力を持って何を望むのか。

人はいずれ、王居Jを怖れる、それは歴史が証明している。

その問いに、ガレアは答えた。

人が強くなれば良い。王子の手が届かぬ場所で誰かが嘆くならば、代わりに助けに行くお人好しがいればいいと。

王子達の覚悟を見たギルガメッシュは、その力をもって王子達を葬り去ろうとするが、黒き導き、神の残滓の介入により王子達の前から姿を消す。エンキドゥ達仮面の軍勢の気配も全て消えていた。

 

一旦の危機が去り、ガレアとの再会を喜ぶ一行だったが、喜んでばかりもいられない。

ギルガメッシュが消える前に残した、北の果てで待つという言葉。それは、有史以前の物語、神話に語られる未知の大地のことでは無いかとロヴィサは語る。

敵対したり味方になったりと正体が未だわからない黒き導きと思しき存在がどういうつもりなのかもわからない。

一度越境要塞に戻り、今後についての会議を行うことに。

北限の嵐とは、そもそも、ふたつの領域を隔てるための障壁である、というのが北の大国では有名な神話、もといおとぎ話らしい。

おとぎ話が事実かどうかはともかくとして、ギルガメッシュを追うならば調査に赴くしかない。越境要塞を足掛かりに北限の大地の調査を更に進めることになった。

 

一方で、ガレアは一度越境要塞を離れるらしい。

ユリクセスはまた帰ってこないことを心配したが、王子はすぐに戻ってくることをわかっていた。

ガレアは、自身を英雄と呼んでくれた、かつての仲間、そしてまた自身を迎えてくれた、新たな仲間に、今度こそ勝利を導くと約束しに行くだけなのだから。

 

 

エンキドゥとアトナテスはそれぞれ思案していた。

アトナテスの深淵を知る者という二つ名は、千年の長きに渡り、王国の、英雄王のために魔界で戦い続けたが故についたもの。そんなアトナテスに大切なものは目を離せばすぐに消えてしまうと心の中で問いかけるエンキドゥ。そして、アトナテスが深淵を知る者と嘯くなら、自身は深淵を追う者だと。

一方で、アトナテスは王国式剣技を使う見知らぬ男であるはずのエンキドゥに違和感を覚えていた。顔も魔力の匂いも知っている誰とも違う、なのにエンキドゥを知っている。顔も魔力も戦い方も、なにひとつ知らないはずなのに。

考えても仕方のないこと、エンキドゥが立ちはだかるならば、ぶちのめすだけと心に決めるのだった。

 

 

 

ものすごくストーリーが動きましたね。

エンキドゥにギルガメッシュ、一体何者なのか。ギルガメッシュは記憶を失っているのかわかりませんが、エンキドゥの望むように振る舞っているし、アトナテスとの関係性も気になるところ。

千年戦争当時、もしくはそれ以前の存在な雰囲気はありますが、謎ばかり。

そして、北限の嵐の先には一体何があるのか。

ズィズィーとラシュマシュの二人も今後何をする気なのか。

今後の展開を楽しみにしておきましょう。