試練型緊急ミッション、星出ずる地の巫女が開催されました。
報酬はレアリティブラックだし、周年ミッションということでいいのかな。
内容を見ていきましょう。
新たな仲間たち、主に亜神達を交えて仲を深めるためにいつものように模擬戦に興じる王子達。
そこへ、オリュンポス第五層「タカマガハラ」よりの刺客、管理者補佐イヨが王子の命を狙って訪れます。王子の命を奪うために模擬戦のタイミングを狙ったようですが、亜神達が跋扈する中、そうもうまくはいきません。
姿を現した刺客であるイヨを前に、王子は正々堂々と受けて立つことに。
亜神達が名を連ねる軍に敵うはずもなく、イヨはあしらわれます。そこに現れたのはヒミコ。説明もせずに襲い掛かったことを謝罪するとともに、命を奪う以上は説明の義務があると、王子の命を取ること自体は否定せず。
ヒミコは東の国の伸和、天墜神星(アマツミカボシ)を知っているかと問います。
伝承にある通り、アマツミカボシは最期まで神々に抗った悪神であり、それを討った神々が東の国を作ったというのは間違ってはいない。
しかし、なぜアマツミカボシが争っていたのかは伝わっていない。
それをヒミコは淡々と話します。
東の国の神々は、人々に開拓者であれと望み、試練を乗り越え、願いを追い求め、歩み続けて欲しいと、神すら殺しうる人の力を信じていました。
ただ、アマツミカボシはそれを善しとせず、数多の血と死の上に成り立つ世界を否定し、誰も泣かなくていい世界を望んだのです。
だからこそ、王子が人であるうちに、神にしようとしてる者達の目論見が叶わぬ内に、人のまま殺してあげるべきだと。
アマツミカボシの力を使った当代の巫女のヒミコですら、王子に刃は届かず。
王子の人徳は天墜神星も認めるところだが、王子が神となれば、本人が望まずとも争いは生まれる、だからこそ、神となる前にその命を断つ必要があると。
そして力を使い疲弊したヒミコに代わり、改めてイヨが襲い掛かるのでした。
亜神達の見立てでは、当代の巫女ヒミコよりもイヨの方が天墜神星との親和性は高いとのことで、山ン本五郎左衛門がイヨを焚きつけて、力の全てを出させようとします。王子も全ての理由と実力を知った上で戦いたいと乗り気です。
戦いの最中、準備が整ったイヨが召喚したのは神獣玉兎の鏡像でした。
しかし、本物の玉兎のように神の威光なども無いため、王子達の敵ではありません。
その間、休んでいたヒミコは神降ろしの準備を整えていたようでした。
自身の身体のことを厭わず、神降ろしを決行したヒミコ。
そこにはヒミコの身体に入った天墜神星がいました。
天墜神星の権能で空から呪力を帯びた流星が降り注ぎますが、それすらも耐えしのいだ王子達。
そして、王子の意志を聞き、一方的な言い分で殺すのも間違いといい、ヒミコに王子軍の案内を命じ、第五層タカマガハラで待つと言い、去っていくのでした。
舞台は代わり、オリュンポス第五層。そこでは亜神イコルと天墜神星が話をしていました。どうやら、亜神ディアスを討つという目的の一致から何かしら協力をしていた様子。しかし、王子を神にするという点においては認めることができず、イコルの計画を邪魔することを詫びていました。そして、これが終わった暁にはまた助力すると。
さて、第五層オリュンポスに着いた王子達。天墜神星はその権能の全てを以って王子を神になる前に亡き者にしようとします。
その権能による隕石は王子に与するものを全て抹殺するために、戦場に最も遅く駆け付けたもの目掛けて降り注ぐようです。(システム的なメタを物語にうまく落とし込んでいますね。)
どうにか対抗する王子達ですが、降り注ぐ隕石に対してはジリ貧と言わざるを得ない状態で、なんとかして本体を叩くしかないという結論になりますが、どうやら天墜神星の本体は次元の狭間に潜んでいるようで、こちらから手出しする方法が無いというほぼ詰みの状態でした。
どうにかならないかと、次元の狭間を一度は抜けてきた者達に問いますが、全てが自力でなかったり偶然の産物であったりと、能動的な手段は見つからず。タリエが唯一心当たりがあるといい、王国軍も何度も戦ってきたと言います。
そこに現れたのはタリエのかつての師、ガードでした。
しかし、助力に現れたのではなく、宿敵たる王子を強敵に苦戦してる内に倒すためにここに来たと言います。
ガードと戦い、ガードはあっさりと引き下がります。次元の裂け目を残したままに。
思惑はわかりませんが、このチャンスをみすみす逃すことはなく、次元の狭間へと飛び込むのでした。
次元の裂け目を通り、天墜神星の前に辿り着いた王子達。
天墜神星の言い分に対し、軍神武神たるトラムとアランが人は神が庇護し続けなければならないほど弱くないと否定します。
そして、神の試練を乗り越え、乗り越えさせられた王子に対し問いました。
王子の答えは『殺されるつもりもなければ、神になるつもりもない。人として生き、次の千年の平和を勝ち取りに行く』
そして、今までの比ではない隕石の術式を構える天墜神星との戦いが始まりました。
戦いは王子達の勝利に終わり、その実力を見た天墜神星はそれを認め、これからは人を庇護する存在ではなく、人と共に戦うことを約束しました。
星は常に傍らにあるもの、触れられず、ただそこにあるものだと、自身は気負いすぎていたのかもしれないと言い、一時の眠りに就くのでした。
さて、舞台は王国に戻り、またしても模擬戦です。
亜神ディアスとの本格的な戦いに備え、実用的な戦力を遊ばせておくのは勿体ないとして、イルドナと協働して世界を駆け回っていた内の一人、初代王国司令官ランシェが新たに仲間に加わりました。元より英雄王の系譜からの要請があれば戻るように考えてたようなので、そのまま助力してくれるようです。
やはり初代王国軍司令官ともあって、肖像画や伝記が広まっており、王国軍兵士の間ではさながらアイドルのような扱いですね。
さて、王国軍の何かあったら模擬戦という風習はこのランシェが作ったようで、当時の王国軍は数多の部族や種族の寄せ集めであり、背中を託すに値するとお互いに信用させるにはこの方法が一番だったということらしいです。
千年経ってもその風習が残り続けたのはすごいことですね。
さて、新たな戦力を加えオリュンポス第五層タカマガハラを越えた王子達は更に歩を進めるわけですね。今後どうなっていくんでしょうか。